Microsoft HPC Server 2012 が公開されました。それも 『無料で!』

2006年よりMicrosoftから提供され、並列計算クラスター機能を実現するHigh Performance Computing である、
「Microsoft HPC Server」シリーズの最新版がいよいよ公開されました。

それもなんと『無料で!』

厳密には、無料にはならないのですが、2008版のころからユーザーCalが無料になったりして、研究開発にやさしい製品であったこのシステムが、なんと2012版からは、「システム自体は無料」という大盤振る舞いとなりました。

↓以下がダウンロードのリンクです。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=36054

「厳密には無料でない」というのは、「システム要件」が以下のように記されており、

サポートされているオペレーティング システム: Windows 7, Windows 8, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2012

HPC Pack 2012 supported Operating Systems

•Head nodes: Windows Server 2012 Standard or Datacenter

•Compute nodes: Windows Server 2012 Standard, Datacenter, or x64-based versions of Windows Server 2008 R2 Standard, Enterprise, Datacenter, or HPC Edition

•Broker nodes: Windows Server 2012 Standard or Datacenter

•Workstation nodes: x86 or x64 versions of Windows 7 Professional or Enterprise, Windows 8 Pro or Enterprise

•Unmanaged server nodes: Windows Server 2012 Standard, Datacenter, or Windows Server 2008 R2 Standard, Enterprise, Datacenter, or HPC Edition

HPCシステムを統括管理する『ヘッドノードHead node』の必要要件が「Windows Server 2012 Standard」以上を必要としているため、今までの保有者でも2012Server へのupdateが必要であり、新規で導入しようとしても2012Server OSが別途必要となるためです。ご注意くださいね。

しかし、計算のための『計算ノードCompute node』は2008R2系のServer OSがサポートされているためとりあえずの利用は最小コストで行えそうです。でも、ファイル転送SMB3.0の恩恵を受けるよう、パフォーマンスアップを行いたいなら費用の準備ができ次第、Windows Server 2012 にアップグレードしたほうが賢明でしょう。
あ、そうそう。2008R2系までは安価な専用OS(HPC edition)が用意されていましたが、今回の2012では廃止されました。(もっともHPC editionといっても、まんま普通のWindows Server Standardだったんですけどね。)

さて、みなさんも、HPCやってみましょう!

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