【Office365】国内管理者の苦労話

皆さん、こんにちは。
民間IT管理者のくろちんと申します。
いきなり締切破りをしてたいへん申し訳ありません。
 他の皆さんのようなTipsや開発にまつわるお話しではなく、運用事例から見たOffice365のお話をさせていただきたいと思います。(「場違いだ」とか言わないでくださいね。)
何故クラウドサービスを使わなければいけないのか。
 この点について説明ができないと、クラウドサービス使用の前提が吹っ飛んでしまうのは、ここを訪れた方々には常識だと思います。
しかしながら、一般の企業の多くは、その特徴が全てがいい方向に理解されていないとも感じることがあるかと思います。
 特に管理現場を知らない経営層は特に顕著でしょう。難しいですね。
 さておき、なぜにクラウドなのか。そこそこ大きい企業ならば、自社で多くのインフラを持ち、わざわざ外部サービスに頼らないケースも多いと思われます。特に、「顧客からのデータを預かる」といったシナリオが成立している運用の場合、外部に預けるリスクを気にするため、なかなか踏み切れないことが多いでしょう。
しかしながら、そんな企業であってもクラウドサービスを利用しなければいけないケースがあります。
一例としては、暗号化通信を伴う途上国などからのアクセスです。
 おおむね西側諸国ではない発展途上国などの諸外国では、日本の自分の会社ドメインへのアクセスが制限されるケースがあるからです。
まずは、http通信の基本となるDNS(名前解決)を行わせないケース。これはIPアドレス直たたきなどでクリアできるのですが、もう一つ、https通信をブロックするというどうにもならないケースがあるからです。
国内から外国への通信を強く制限しているお国から、日本の企業までを暗号化プロトコルで通信しようとした場合、ブロックされるという事例があります。これは通信内容の記録を行っていることを意味しており、これができない通信は遮断すると言った『お国事情』によるものです。
こうなってしまうと、どうにも本社との連絡ができないことになり、ビジネスは大きく減速してしまいます。そこで、クラウドの登場です。Microsoft Office 365のメールサービスを使ったり、Sharepointサービスを使うことで、クリアできることが多いからです。どんな仕組みでも認証段階でhttpsを使うのですが、Microsoft社(Google社もですが)は、Passport認証がほぼ世界中で通るため、鍵交換が成立しhttps通信が可能である大きなメリットがあります。凄いですね。
自社ドメイン宛は通信できない悲しい国からのセッションも、Office365であれば多くの確率で成功するケースがあり、メリットであると考えられます。

あと、蛇足ですが、とある赤い国からhttpsは通らなくとも、mapiは通るなどの裏情報があり、Exchange-Outlookによるネゴシエーションはできる場合があるというのも、結構便利なようです。特に、通信品質が悪く、OWAでは切れてしまう国々からのセッションも、Outlookから直接更新をかけるとメール送受信できるなどの実績もありますよ。

故に、海外での経済活動を行っている(特に出張で現地に駐在するなど)企業などでは、Office365というのは、有用なサービスであると思います。いかがでしょうか。

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